連続する2つの偶数で、大木法の偶数の2乗から小さいほうの偶数の2乗をひいいた差は、4の倍数になることを証明しなさい。








🎯 問題

連続する2つの偶数があります。
大きいほうの偶数の2乗から、小さいほうの偶数の2乗を引いたとき、
その差は「4の倍数」になることを証明しなさい。


🧠 ステップ1:連続する偶数の表し方

偶数とは「2の倍数」のことです。
連続する2つの偶数とは、間に奇数を1つはさむような2つの偶数を指します。

たとえば:

  • 2と4

  • 6と8

  • 10と12

このように、小さい方の偶数を「x」とすると、次の偶数は「x + 2」で表せます。
(ここで x は偶数とします)


🧠 ステップ2:2つの偶数の2乗の差を考える

  • 大きい方の偶数の2乗 → (x + 2)の2乗

  • 小さい方の偶数の2乗 → xの2乗

この差は次のように表せます:

(x + 2)² − x²


🧠 ステップ3:2乗の展開

(x + 2)² は、展開公式を使って以下のように計算できます。

(x + 2)² = x² + 4x + 4

ここから x² を引くと:

x² + 4x + 4 − x²

x² が打ち消しあって消えます。

残るのは:

4x + 4


🧠 ステップ4:「4の倍数」かを確認

「4x + 4」は、共通因数の「4」でくくることができます。

4x + 4 = 4 × (x + 1)

つまり、この式は4の倍数であることがわかります!


✅ 結論!

連続する2つの偶数の2乗の差は
(x + 2)² − x² = 4 × (x + 1) となります。

したがって、この差は4の倍数であると証明できます!


🔍 具体例でチェック!

例1:6 と 8 の場合
8² − 6² = 64 − 36 = 28 → 4の倍数(7 × 4)

例2:10 と 12 の場合
12² − 10² = 144 − 100 = 44 → 4の倍数(11 × 4)

どちらも「4の倍数」になっています!


✍️ まとめ

  • 偶数2つ → x と x + 2

  • 2乗の差 → (x + 2)² − x²

  • 計算すると → 4(x + 1)

  • よって、この差は4の倍数


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